【『大学等放射線施設協議会』第122回〜第125回理事会報告】

【第122回 理事会】
       日 時 平成30年9月10日(月)11:00〜15:00
       場 所 東京大学アイソトープ総合センター 1階講義室
       出席者 渡部会長、ほか 理事、監事、顧問

【報告・協議事項】
【議題】
1.第121回理事会議事録の確認
議事録が確認された。
2.2018年6月15日規制庁と本協議会との懇談会記録の確認
上記記録が確認された。
3.人事異動
・規制部門の管理調査官:7月末に島根氏から鶴園氏への交代があった。
・大阪大学の組織改革:放射線科学基盤機構の特任教授1名が採用された。
4.平成29年度事業報告・決算報告・会計監査報告等について
・事務局(桧垣氏)より、別紙資料に基づき平成29年度決算案について説明があり、承認された。なお、会計監査が未了であるが、本日中に行われる旨の説明があり、合わせて承認された。
・渡部会長より、別紙資料に基づき平成29年度事業報告があり、承認された。また、事務局(桧垣氏)より団体会員のメールアドレス登録があまり進んでいない旨の報告があり、渡部会長より引き続きメールアドレス登録を進めることが確認された。
5.平成30年度事業計画案・予算案について
・事務局(桧垣氏)より、別紙資料に基づき平成30年度決算案について説明があり、承認された。
・渡部会長より、別紙資料に基づき平成30年度事業計画案の説明があり、承認された。
6.大学等放射線施設協議会役員候補者、名誉会員について
・渡部会長より、別紙資料に基づき、新たに林崎規託氏(東工大)に常議員に就任していただきたい旨の発言があり、承認された。
・渡部会長より、片田元己氏、斎藤直氏を新たに名誉会員として推薦したい旨の発現があり、承認された。
7.委員会活動について
1)放射線安全管理委員会
1−1)優良事業者表彰ワーキンググループ
前回報告通り(渡部委員長)
1−2)教育訓練検討ワーキンググループ
柴田委員長より、会報(23号)126ページに基づき説明があった。
1−3)予防規程ワーキンググループ
柴委員長より、会報(23号)127,128ページに基づき説明があった。なお、柴委員長より、規制庁としては、各施設が改正の趣旨を理解して上で、予防規程を作成してほしいとの意向であったこと」や「責任者の位置付け」に対する補足があった。また、予防規程の公開や、地域住民への情報公開についての事項・方法についても意見交換が行われた。
1−4)防護措置ワーキンググループ
渡部委員長より、会報(23号)129ページ、理事会資料(16ページ〜)に基づき説明があった。なお、渡部委員長より、委員長を林崎規託氏に交代したい旨の申し出があり、承認された。
2)出版委員会
2−1)ラジオアイソトープの安全な利用マニュアル(仮称)編集委員会
中島(覚)委員長より会報(23号)131ページに基づき説明があった。出版社への入稿が完了した。今年度中に出版する予定。
3)外国人のための教育訓練に関する検討委員会
松田委員長より、一旦休止することの提案があり、承認された。なお、新法令の英訳版の公表に合せて、新たに委員会を設置する方向で考えることが併せて同意された。
4)加速器放射線安全検討委員会
特になし。
8.平成30年度総会、全国研修について
・別紙に基づき、渡部会長から説明があり、各プログラムを確認した。
・柴理事より、パネル討論の進行方針についても説明があった。
・渡部会長から、アンケートを実施すること、及びその内容について説明があった。なお、アンケート結果を全国アイソトープ総合センター会議等の関連団体の事業の参考データとして使用することの了解を取ることが確認された。
9.大学等放射線施設協議会の今後の活動・事業について
規制庁安全研究に関する事項が議論された。
10.その他
国立機関の新規入会、RI施設廃止後の継続など、団体会員の増加・維持について意見交換が行われた。団体会員加入申込書の記入例等に工夫を行うことが提案され、渡部会長より、後日、修正案が提出されることとなった。

【第123回 理事会】
       日 時 平成30年11月10日(土)11:00〜15:40
       場 所 東京大学アイソトープ総合センター 1階講義室
       出席者 渡部会長、ほか 理事、監事、顧問

【報告・協議事項】
議事
1.議事録等の確認
・第122回理事会議事録,第23回常議員会議事録,平成30年度総会報告の3件が確認された。
・資料に基づき、総会における全国研修アンケートのとりまとめ結果が紹介された。
2.最近の人事異動、放射線管理行政等に関する情報について
・防護企画課企画調査官の寺谷俊康氏が2018年3月末に異動され、その後任の企画官(企画調査担当)として吉住奈緒子氏が着任された。
・特定放射性同位元素防護管理者講習について紹介があり、併せて防護措置に関する監視カメラ等のハードウェアや規定に関して情報交換があった。
・水晶体についての関係省庁における検討状況に関して、関連法令への取り入れは平成33年4月施行予定のものからとの報告があった。
3.委員会活動について
1)放射線安全管理委員会
・団体会員加入申込書の変更について資料に基づき案が提示され承認された。これにより団体会員の増加を目指す。変更箇所は登録用、事業所区分、使用内容等。
・規制庁からの要請による女性業務従事者調査協力について(吉村理事)
資料に基づき検討した結果、協議会としては、対象をどのように設定するか等の課題が有り、今回は事業者(管理者)に対して協議会が過去に行ったアンケートに基づいて実施することを決定し、女性従事者を含む個人については検討課題とした。
・原子力安全研究協会の放射線安全研究戦略的推進事業(放射線業務従事者に対する健
康診断のあり方に関する検討)におけるアンケート調査の実施への協力について(中村顧問)
資料に基づき検討した結果、常議員・理事に対してアンケートへの協力依頼を配送し、実施の可否並びに対象従事者数を回答してもらい、そのリストを原子力安全研究協会に送ることとした。
1-1)優良事業者表彰ワーキンググループ
・全国研修会後の動きなし。
1-2)教育訓練検討ワーキンググループ
・検討終了、試案をHPに掲載する。
1-3)予防規程ワーキンググループ
・全国研修会でも好評であった。アンケートでもテンプレートが欲しいとの要望が多かった。
1-4)防護措置ワーキンググループ
・規制庁がまとめた防護措置導入に対する意見募集の結果についての紹介があった。
・各大学の対応状況について報告紹介があった。
2)出版委員会:
2-1)ラジオアイソトープの安全な利用マニュアル(仮称)編集委員会
・写真等の掲載許可等を行っている。タイトル見直しも進めている。
4)加速器放射線安全検討委員会
・特になし
4.大学等放射線施設協議会の今後の活動・事業について
・先の2件のアンケート(3-1))の実施が直近の課題。
5.その他
・動物病院におけるPET核種投与の動物はRIとして扱わない(障害防止法適用外)である事が情報提供された。

【第124回理事会】
       日時   平成31年3月16日(土)11:00〜16:00
       場所   東京大学アイソトープ総合センター1階講義室
       出席者 渡部会長、ほか理事、監事、顧問

【報告・協議事項】
議題
1,議事録の確認
・第123回理事会議事録が確認された。
2,最近の人事異動
岡山大学小野俊郎氏が4月より特命教授に変更、連絡先等は変更なし
3,委員会活動について
1)放射線安全管理委員会
・渡部会長から、配付資料6に基づき、大学等施設協議会団体会員参加申込書・変更届のフォーマット変更について説明があった。
変更点:代表者名の記入欄には学長でなくても良いことにした。
・吉村理事から、「大学等放射線施設協議会による女性の放射線業務従事者の被ばく管理に関するアンケート」の結果について説明があった。
・渡部会長から、「防護措置希望調査アンケート」について説明があった。
・アンケート「放射線業務従事者に対する健康診断のあり方に関する検討」について、原子力安全研究協会から説明があった
1-1優良事業者表彰ワーキンググループ
・第3回森川賞募集要項を作成し、4月に団体会員に発送する予定である。
1-2予防規程ワーキンググループ
・各施設からの問い合わせに対応するとともに、今後、変更届出が終わった施設の予防規程をHP上に、掲載して貰えるようにしていく。
1-3防護措置ワーキンググループ
・規制庁の研修会について紹介があった。
2)出版委員会
・日本アイソトープ協会から英語版のBasic knowledge of radiation and radioisotopes(2019)」の第5版の監修・修正を大学等放射線施設協議会に依頼があったことが報告され、審議した結果、版権について確認することとし、今回は監修を引き受けることにした。次回以降については、協議をしていくことなった。
2-1ラジオアイソトープの安全な利用マニュアル(仮称)編集委員会
・校正中で、年内に出版予定
3)加速器放射線安全検討委員会
来年度から委員長が渡部理事から佐々木理事に変更し、委員の構成を更新する。
中村顧問から、「加速器本体、マグネットの放射化に関する調査研究」を2年間、日本放射線安全管理学会と共同で行う旨の発言があった。
4,2019年度全国研修会について
全国研修会は平成31年9月6日、理事会は平成31年9月5日に開催することが決まった。
5,今後の活動・事業及びその他
・吉村理事から、放射線防護研究ネットワーク事業の若手支援事業として、全国の放射線施設の若手教職員に全国研修会参加費及び旅費等を公募により支援する計画について説明があり、審議の結果、実施することに決まった。
・原子力規制庁との懇談会については、4月以降、原子力規制庁の人事が確定してから、9月頃に行うことにした。

【第125回理事会】
       日時   令和元年6月15日(土)11:00〜16:00
       場所   東京大学アイソトープ総合センター1階講義室
       出席者 渡部会長、ほか理事、監事、顧問

【報告・協議事項】
1.第124回議事録の確認
 議事録(案)が諮られ、異議なく承認された。
2.最近の人事異動、放射線管理行政に関する情報
 規制庁 西田氏の後任宮本氏に決定、斎藤氏の後任は未定。
3.委員会報告
1)放射線安全管理委員会:
1-1) 優良事業者表彰ワーキンググループ
・現在、森川賞の応募はゼロ。7月まで常議員に推薦を依頼する。
・規制庁の表彰計画は止まったまま。今後はネットワーク事業内の推薦、学会発表のワッチが必要。
1-2)予防規程ワーキンググループ
・各大学の規程例の協議会webでの公開、全国研修会での紹介を依頼。
1-3) 防護措置ワーキンググループ
・メーリングリストを作成。
・規制庁の勉強会(7/20:東工大、7/27:阪大豊中)
・アイソトープ協会の年次大会に防護も含めたいという意見がある。防護担当者や具体的措置(遅延、障壁、アクセス制限)は非公開のはず。防護管理者の位置づけのためには学内規定で防護規定も公開する必要があるのではないか。
2)     出版委員会:
・英文テキスト監修・公開に関する日本アイソトープ協会との相談で、共著ではなく監修者として明記し、著作権は協会が持つとすることが提案された。今後の改訂については協議が必要。
2-1) 「ラジオアイソトープの安全な利用マニュアル」ワーキンググループ
・8月中に出版予定、タイトルは「医療従事者のための放射線安全管理利用スマートマニュアル」副題は「放射線安全管理のプロが語る60章」。
・協議会での買上げ(+全国研修会での販売、団体会員への配布)が打診されたが、買い取りはしないで、宣伝は手伝う。医療関係の教育に関与する保健物理学会、安全管理学会、PETサマーセミナーの方が需要は大きい。
3)加速器放射線安全検討委員会
・三浦氏から波戸氏(KEK、常議員)に委員変更。
4.     令和元年度全国研修会について
・規制庁事業の若手助成について、4名の応募を採択することが了承された。応募者には採択通知と共に事前登録の必要性、阪大での事務手続き、全学に展開可能な具体例を含んだ報告書作成等を伝える。
・プログラムの再確認がなされた。特別講演は30分に短縮し、午前講演の延長に対応できる様に昼休みを確保する。法令改正の意見交換では、不安をあおらない様に実例を示して意見を出し合う。
・講演原稿(会報原稿)の締切は8/19。
5.     今後の活動予定
・規制庁との懇談会は斎藤氏の後任が決まってから。
6.情報交換
・名大と岐阜大の法人統合、東海国立大学機構への対応。
・予防規程や従事者教育の英語化。沖縄科学技術大学の英文規定の公開。RI法そのものの英訳が遅れている。(電離則の英訳はある。)
・保健診断、水晶体被ばく、女性被ばくに関し看護師会などから減らさない方向の意見。
・予防規程改訂版の提出について以下の様に確認。法律は9月1日に施行。予防規程の提出は8月31日まで。ただし、RI法の名称部分は旧障防法でないと大学の法規チェックが通らない場合がある。(9月以降に法令名を変更して再提出の必要がある。)
・再教育訓練について、英語版は行なわず、欠席者は課題で代用する等の紹介があった。
・廃止措置のタイミングの変更について注意喚起があった。廃止日の後の廃止措置期間にも立入検査がある場合がある。RI譲渡は廃止日までに主任者が行うのが好ましい。措置期間は主任者相当を確保し、期間中に終了書を提出すること。遅れる場合は変更届の提出が必要。従事者記録の移管は同一法人の他事業所でしか認められないが、旧事業所の部局で実質管理を続けてもらうようにすべき。


平成30年度「大学等放射線施設協議会」第23回常議員会議事概要

日 時: 平成30年9月10日(月)15:30〜17:00
場 所: 東京大学アイソトープ総合センター 2階講義室
出席者: 渡部会長、ほか理事、常議員、監事、顧問

【報告・協議事項】

・資料確認、翌日の研修会、総会の議事予定など
・自己紹介
*議題1:最近の人事異動、放射線管理行政などに関する情報について
・規制部門の管理調査官:7月末に島根氏から鶴園氏への交代があった。
*議題2:平成29年度事業報告・決算報告・会計監査報告などについて
@事業報告など資料に基づいて、会長より説明
→特にコメントなく原案通り承認された。
A平成29年度会計報告
資料に基づいて会長より説明
→特に質問はなく、原案通り承認された。
*議題3:平成30年度事業計画・予算案
@事業計画について資料に沿って説明
・内容は平成29年度とほぼ同様
・9月に会報第23号が発行される。
→特に質問、提案はなく了承された。
A予算案:資料に沿って会長より説明
質問未納者はどうするのか→督促している。会員増に協力して欲しい。その他質問無く承認された。
*議題4:大学等放射線施設協議会、役員候補者などについて
理事について変更なし。常議員について東工大の林崎先生が追加予定。名誉会員を追加で2名、片田、齋藤両先生を会長、理事会から提案することを説明
質問無く承認された。
*議題5:平成30年度総会、全国研修について
プログラム案について会長から説明
○マニュアルについて柴先生から追加説明(今後改良を重ねて行く土台である旨)
○OPERAと放射線施設の拠点化構想
○アンケートの説明:日程、内容、拠点化など
○法令改正に伴う教育訓練について
1.マニュアル
2.WGの補足説明を柴田副会長から:試案を紹介する予定。
3.加速器施設利用に関するワークショップの報告。渡部会長から概要説明。4つ
の立場から教育訓練について行われた議論の結果を紹介する。
○森川賞
富山大と大阪府立大の2校の授賞決定を発表。優良放射線事業者表彰事業を規制庁が始める予定だったので、始めた。今回応募2校。次回沢山応募してほしい。
→以上質問無く承認された。
*議題6:大学等放射線施設協議会の今後の活動・事業について
会長:会員数が減少しているので、増加を期して、手だてをしてゆきたい。加速器施設の勧誘など。
大学病院の勧誘は、厚労省関連の話も含まれるが、協議会として取り組むべきと考えている。
→意見は特になし
*議題7:その他free discussion


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