【報告・協議事項】
【議題】
1.第128回理事会議事録の確認
議事録が確認された。また、新型コロナウイルス感染症拡大のため、6月13日に予定されていた理事会がキャンセルになった。研修会の中身も当初予定から変更された。
2.最近の放射線管理行政等に関する情報
・ 原子力規制部門の人事異動に関する情報が共有された。
・ 令和2年度の原子力規制庁の人材育成事業について公募の紹介があった。
3.委員会活動について
(1)放射線安全管理委員会
1 放射線測定の信頼性確保の義務化
パブコメがあったため協議会でまとめて提出し、9月2日に回答が出された。意見交換を行った。
2 第2回RI法に基づく審査ガイド意見聴取会
規制部門より発言者の推薦依頼があったため、協議会からは3名候補者を提案した。今回は、萩原雅之氏(KEK)が出席することになった。
1−1)優良事業者表彰WG
第4回森川記念賞には、今年度も応募がなかったが、来年も同じ形で行うことにした。規制庁の表彰制度が動いていないなど発言があった。
1−2)予防規程ワーキンググループ
特になし
1−3)防護措置ワーキンググループ
特になし
(2)出版委員会
医療現場向けの講演会の依頼がアイソトープ協会から編集委員会に講演の依頼があった。中島覚理事が対応する。
アドスリーからの依頼について検討した。eラーニングの形式で作成する。協議会の団体会員への割引などを検討してもらう。パワーポイントの案は執筆者が作るがあとはすべてプロが作る予定である。
(3)加速器放射線安全検討委員会
全国の加速器施設の安全管理の調査を行う準備を始める。
4.常議員の人選
次期常議員に2名推薦することにした。
角山雄一(京大)、萩原雅之(KEK)
5.総会と研修会のプログラム(オンライン開催)
令和元年度会計報告より、団体会員および賛助会員が予算より少ないのは減っている理由と未払いとがあり、未払いについては来年度に請求する。
リモートの理事会を含めていけば交通費の節約などもできる、節約して予算の使い方も考える、今年度は東大が契約しているものを使用させてもらっているが、今後Zoom, Webexなどを契約していくなども検討していく必要があるなどの意見があった。
6. J-RAMを介したマッチングサービス
協会がRIの利用施設のネットワークサービスであり、アイソトープ総合センター長会議の参加メンバーについての情報をHPに作った。この情報を全国展開していきたい。
公開できないものもあるので、それらを精査してオープンにしていく、マッチングまで進めていく場合の責任問題もありどこまで進められるか?、アイソトープの機関化は難しい。文科省が興味を持っていない、などの意見があった。
7. 次回理事会の日程
年度末2月頃にリモートで行う。日程はもう少し後で決める。
【報告・協議事項】
【議題】
1.議事録の確認
・第129回理事会議事録、第25回常議員会議事録、令和2年度総会報告の3件が確認された。
2.最近の人事異動、放射線管理行政等に関する情報について
・理事の東京都立大学福士政広教授が定年退職し、つくば国際大学の教授へ赴任
・金沢大学学際科学実験センターから疾患モデル総合研究センターへ名称変更
など情報共有があった。
3.委員会活動について
1)放射線安全管理委員会
・第3回RI法に基づく審査ガイド意見聴取会
出席した萩原常議員からの発言として「最近、審査期間が通常の90日よりも長くなっている。変更許可申請で特に変更箇所もしくは法令が変わったところのみに焦点を当ててもらい、審査ガイド等を利用して、申請する側もちゃんと理解した申請を出すとともに、審査期間の短縮をお願いしたい」と発言があり、規制庁より、「我々の側にも御指摘を受けるような状況があるとは思っているが、申請者側にも規制側の指摘に適切に対応してもらえていないとか、時間がかかるなどの問題がある。我々も頑張りますし、申請者のほうも頑張ってください」との発言があった旨紹介された。
また、3月26日に規制庁より第4回の意見聴取開催の連絡があった。
・令和2年度 大学等における放射線安全管理研究会
規制庁深野氏より「放射線障害防止法関連の最近の動向」についての依頼講演があった。
「学内従事者情報に関する管理体制についてアンケートのお願い」について、総評として、大学により管理体制に種々の方法が用いられていた。
・「短寿命放射性同位元素の合理的安全確保のための許可・信頼性担保・教育訓練等に関するガイドライン」
協議会として承認。既に当協議会のホームページに掲載済み。吉村理事より補足説明があった。
・大阪大学放射線科学基盤機構小川哲生機構長へ当協議会からネットワーク型共同利用・共同研究拠点「セラノスティックス放射線科学研究拠点」認定へ向けた要望書を提出した。
1−1)優良事業者表彰WG
・特になし。
1−2)予防規程WG
4月1日より眼の水晶体の等価線量の算定は、放射線の種類およびエネルギーの種類に応じて、1cm線量当量、3mm線量当量または70μm線量当量のうちいずれか適切なものによって行うことが必要であること、及び令和3年4月1日を始期として5年間につき100mSv及び1年間につき50mSvを超えないようにすること等、柴理事より確認コメントあり。
また、令和5年4月からの測定器の校正に関して、予防規程がらみでワードファイル資料を後で事務局に送付する。(注:その後、予防規程作成マニュアルの修正に反映し、協議会HPに掲載して会員MLで案内した。)
1−3)防護措置WG
・昨年4月より特に活動なし。防護措置関係で東北大学病院へ警察からの問い合わせが有った。
2)出版委員会
厚生労働省、日本アイソトープ協会の電離則改正に関するコンテンツに関与した。閲覧は3月31日迄の予定であるが延長の可能性あり(注:7月末まで閲覧可能になった)。
3)加速器放射線安全検討委員会
・感染症拡大の影響で主だった活動をしていない。4月から再開予定であり、議題を募っている。現在数件が上がっている。
4.次期常議員候補について
・山野好章(鳥取大学)定年退職に伴い、北 実(鳥取大学)を常議員へ推薦
・井上一雅(東京都立大)教授を常議員へ推薦
5.総会と研修会について
今年はコロナ感染の影響で急遽オンラインに変更した。2021年度の総会と研究会について、意見があったが方向性としてはオンライン開催とする。ただし、今後の動向による。
開催内容としては、規制庁の講演、実用校正・確認校正について、立入検査の実際(パネルディスカッション形式)、eラーニング事例の紹介など。次回理事会までにメール等で意見を伺い決定したい。
6.大学等放射線施設協議会の今後の活動・事業について
・確認校正に関して
中村顧問からのメールの内容に賛同し当協議会からも意見表明をすることとした。原子力安全技術センターからの確認校正マニュアルに沿って行うことが受入れられるなら大変助かるとの意見が有った。佐々木理事を中心として検討する。
・共同利用受入れの場合の健康診断・教育の確認
KEKの波戸常議員からの要望に対し、いろいろと活発な意見交換が行われたが当協議会として声明は出さず、継続的に検討することとした。規制側からの通達より、規制庁のネットワーク事業の取り組みとしてユーザー側から、健康診断・教育訓練に関する共通認識を浸透させるのが好ましい。
7.その他(情報交換、自由討論)
松浦理事から、外国人の教員の教育訓練について、特に予防規程の教育を各大学ではどのようにしているか教示して欲しいとの意見が出され、大方の大学でバラバラな対応をしていた。ただし、一部の英訳など英語教材を作成しているところ、RI協会で作成しているのを利用するなど参考となる意見があった。
【報告・協議事項】
【議題】
1.議事録の確認
・第130回理事会議事録が確認された。
2.最近の人事異動、放射線管理行政等に関する情報について
・特になし。
3.委員会活動について
1)放射線安全管理委員会
・第4回放射性同位元素等規制法に係る審査ガイド等の整備に関する意見聴取の報告が行われた。鳥取大学の北先生に出席いただいた。
1−1)優良事業者表彰WG
・久下理事からCOVID-19に関連した事業者の取り組みを募集する提案があった。ワーキンググループ内で今年おこなうか来年行うか決定する。
1−2)予防規程WG
・特になし。
1−3)防護措置WG
・特になし。
2)出版委員会
・特になし。
3)加速器放射線安全検討委員会
・佐々木委員長から、60施設程度ある全国の加速器施設の実情調査を行う予定との報告があった。
4.全国研修会
・今年の総会・研修会は9/10午後にオンラインで行う。
・規制庁にガイドに関する講演を依頼
・機器校正について中村顧問に講演を依頼
・昨年度のアンケート ( 従事者情報の管理方法 ) の結果まとめ
・規制当局からの「非合理的な」点や規制に対する「疑問点」を収集
5.その他
・大学の統廃合の調査を行いたい(柴田副会長)
・Zoomのライセンスを購入し、理事会・常議員会で利用してもらう
6.次回理事会日程
・9月9日(木)午後にオンラインの予定。理事会後に常議員会を開催。
日時:令和2年9月7日(月)15:30-16:55
場所:オンライン
出席者:理事、常議員、監事、顧問
議題
冒頭に、出席者全員の自己紹介を行った。
1. 第24回常議員会議事録案を確認し、確定した。
2. 大学等放射線施設協議会 役員候補者等について
渡部会長より、角山雄一氏(京都大学)、萩原雅之氏(KEK)の常議員就任が略歴を付して提案された。全員一致で承認された。
3. 令和元年度事業報告・決算報告・会計監査報告等について
渡部会長より、令和2年度総会資料を用いて、2019年度事業報告・決算報告・会計監査報告の説明があった。会計監査報告は押印されたものが郵送中であることを含めて全員一致で承認された。
4. 令和2年度事業計画案・予算案について
渡部会長より、令和2年度総会資料を用いて、2020年度事業計画案・予算案の説明があった。なお、予算案中の「令和2年度へ繰り越し」は「令和3年度へ繰り越し」に修正する。
3点の質問、コメントがあった。
・来年度の理事会、常議員会のオンライン活用について
⇒総会の前の理事会、総会は対面でするが、他の場合はオンラインで行う等、オンラインと対面を併用する。
・来年度の研修会の開催方法
⇒対面でを考えるが、遠方からの参加者にはオンラインを提供することも検討する。
・防護WGについて
防護WGは1年経過するので、規制庁の方を含めて防護に関する勉強会を開催したい。
5. 令和2年度総会、全国研修について
渡部会長より、プログラムを用いて2020年度総会、全国研修の説明があった。なお、林崎常議員より提案のあった防護WGについても説明する。
6. 最近の人事異動、放射線管理行政等に関する情報について
渡部会長より、資料を用いて原子力規制人材育成事業の令和2年度新規採択事業の公募の説明があった。
渡部会長より、規制庁の宮本氏、土居氏が転出され、笠原氏が宮本氏の後任として着任されたとの説明があった。
渡部会長より、資料を用いて放射性同位元素等の規制に関する法律施行規則の一部改正及びこれに対する意見募集の実施について−放射線測定の信頼性確保の義務化−について説明があった。
7. 大学等放射線施設協議会の今後の活動・事業について
渡部会長より、優良放射線事業者表彰制度(第4回森川記念賞)を今年度募集したが応募者はなかったと説明があった。しかし、今年度はコロナの影響もあったことが考えられ、今後はさらに応募しやすい方法を検討するとの説明があり、反対意見はなかった。
柴田副会長より、アイソトープ総合センター会議で行っている施設の概要紹介を踏まえて、日本アイソトープ協会の分科会から提案のあったJ-RAMを介したマッチングサービス(案)について説明があった。ネットワーク作りは、研究分野を広げる利点があると同時に施設の集約化に進むことにもなるとのコメントがあった。理事・常議員から質問、コメントがあった。
8. その他
林崎常議員より、オンラインでの開催を考えると、常議員会を年1回よりも増やすことの提案があった。