【『大学等放射線施設協議会』第132回〜第134回理事会報告】

 

【第132回 理事会】


日 時 令和3年9月9日(月)13:00〜14:45
場 所 Zoom ミーティング
出席者 渡部会長、ほか 理事、監事、顧問


【報告・協議事項】

【議題】

1.第 131回理事会議事録の確認
・特に修正等の意見はなし。

2.最近の人事異動、放射線管理行政等に関する情報について
・本会の設立に尽力し、本会の発展に大きな貢献をいただいた巻出義紘先生(東京大学アイソトープ総合センター名誉教授)が、かねてより療養中のところ、8 月24日にお亡くなりになった。巻出先生の本会に対する功績については、全国研修会の場で桧垣先生よりご紹介いただくことになった。

・原子力規制庁放射線規制部門での人事異動があったとの情報提供があった。

・放射線審議会のメンバーは現状と同じとの報告があった。放射線審議会では、NORMの規制に関する議論、クリアランスに関する議論、ICRP 勧告「大規模原子力事故における人と環境の放射線防護(Pub.146)」の反映、2007年勧告の個人被ばく、線源管理に ついての議論を進めているとの報告があった。

3.委員会活動について

(1)放射線安全管理委員会
1−1)優良事業者表彰WG
今回は森川記念賞の公募なし。
1−2)予防規程ワーキンググループ
 特になし
1−3)防護措置ワーキンググループ
 特になし

(2)出版委員会
特になし

(3)加速器放射線安全検討委員会
近日中に開催予定。

4.役員候補の人選
・小野監事が監事をご退任。柴理事が監事に就任予定。
・渡部会長より、新任の常議員として秋澤宏行先生(薬学)、井上一雅先生(保健学)、 北実先生(農学)の推薦があり、了承された。
・常議員に北陸地区の委員が不在のため、柴理事より、北村陽二先生(薬学)の推薦があり、承認された。
・小田啓二常議員の所属が変更になっているが継続されるか再確認することとなった。

5.2020年度事業報告・決算報告・会計監査報告等について
渡部会長より、2020 年度の事業報告、会計報告について説明があり、承認された。

6. 2021年度事業計画(案)・予算案
渡部会長より、2021 年度の事業報告及び予算案について説明があり、承認された。

7. 2021年度総会、全国研修について
9月10日に行われる総会、全国研修会について説明があった。

8. 大学等放射線施設協議会の今後の活動・事業について
・コロナ禍のため実現していないが、今後、放射線規制のあり方について、原子力規制庁放射線規制部門と意見交換の場をもつことを要望していく。 ・渡部会長より、今後、常議員会の活動のあり方も考えていくこと、常議員会の会議も増やしていく旨、報告があった。

9. その他
・細則の改正について
第5条を改正し、「各地区の国立大学アイソトープ総合センター会議の会員校に置く」との案で総会に諮ることとなった。

10. 次回理事会の日程
リモートで行う。日程はもう少し後で決める。

 

【第133回 理事会】

日 時 令和4年3月12日(土)10:00〜11:15
場 所 Zoom ミーティング
出席者 渡部会長、ほか 理事、監事、顧問

【報告・協議事項】

【議題】

1.議事録の確認
・第132回理事会議事録、第26回常議員会議事録、令和3年度総会報告の3件が確認された。

2.最近の人事異動、放射線管理行政等に関する情報について
・大阪府大と大阪市大が4月より合併し、大阪公立大学となり、それに伴う変更申請、予防規程の修正を行った。
・規制庁のメールサーバーが復活。メールアドレスが以前と変更になっているので、注意。

3.委員会活動について
(1)放射線安全管理委員会 ・常議員の確認地域と専門調査の結果報告があった。随時更新の方針。
・放射線障害予防規程に定めるべき事項に関するガイドに対する科学的・技術的意見の募集についてパブコメを会員から収集し、回答を2021年11月18日に送付した。現在まで規制庁から今回のパブコメに対する回答は公表されていない。

4.大学等放射線施設協議会の今後の活動・事業について
・大阪大学核物理研究センター(RCNP)の中野センター長が2022/3/4に規制庁との面談を行い、大学等放射線施設協議会との意見交換を行う機会を設けるよう提案いただいた。今後、規制庁がどの程度の人を想定しているか確認し(可能ならば常議員も含める)、規制庁との意見交換会の日程調整を行う。 →その後、4月27日にオンラインで意見交換会が実施された。
・2021年研修会の際に「放射線規制に対する疑問点・非合理的な事例収集ご協力のお願い」として募集したアンケートの回答を紹介し、以下の意見が出た。
・変更申請にかかる期間は担当官によって大きく異なる。
・申請の際に専門家をアドバイザーとして入れるべきである。

5. 次回理事会の日程
6月にリモートで行う。

 

【第134回理事会】

日時 令和4年7月9日(土)10:00〜11:55
場所 Zoom ミーティング
出席者 渡部会長、ほか理事、監事、顧問

【報告・協議事項】

【議題】

1.第133回理事会議事録、原子力規制庁との意見交換会議事録の確認
・特に修正等の意見はなし。原子力規制庁との意見交換会議事録の内容は研修会で説明。

2. 最近の人事異動、放射線管理行政等に関する情報について
・原子力規制庁との意見交換会を受けて6/30に東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンターおよびナノテラスの施設見学が行われた。今後も実際の施設を見学する機会が設けてほしいという要望があった。

3. 委員会活動について

1)放射線安全管理委員会
・役員名簿の変更。小田常議員が退会届けを提出しため、常議員名簿から削除。久保常議員が亡くなられたため常議員名簿から削除。 ・退会届は現在印鑑を必要とするが、今後印鑑廃止を提案。個人を特定する 方法を含めて再提案する。

1−1)優良事業者表彰WG
・前回の募集で応募者がなく、原子力規制庁の表彰制度も停止状態のため、今年は募集しない。

1−2)予防規程WG
・測定器の点検と校正に関する記載を含めた予防規程の改正について活動する。
・委員長を柴監事から松浦理事とする。

1−3)防護措置WG
・特になし。

2)出版委員会
・英語教材を地元の消防署が教材として使いたいという要望があるとのこと。
・2016年に出版した「大学等における放射線安全管理の実際」の改訂版の出版の要望がある。その際は、X 線発生装置、核燃、環境試料の管理も含めて欲しい。

3)加速器放射線安全検討委員会
・特になし。

4.全国研修会
・今年の総会・研修会は9/27午後にオンラインで行う。
・規制庁に講演を依頼、その際に事前に会員から質問を受け付け、規制庁に質問内容を送付し、質問に対する回答を用意してもらう。
・ヒヤリハット集の収集依頼(大阪大学核物理研究センター鈴木氏)
・測定器の信頼性確保の事例紹介として、アイソトープ協会安全取扱部会九州支部のセミナーがたいへん好評だったため、同様な発表を九州支部に依頼

5.次回理事会日程
・9月26日(木)午後にオンラインの予定。理事会後に常議員会を開催。

 

令和3年度大学等放射線施設協議会第26回常議員会議事概要

日時:令和3年9月9日(月)15:30-17:30
場所:オンライン
出席者:理事、常議員、監事、顧問

議題

1. 第25回常議員会議事録案を確認し、確定した。

2. 大学等放射線施設協議会 役員候補者等について
渡部会長から、資料及び理事会での修正案に基づき、次期役員候補者等について提案があり、理事会での修正案が承認された。その他、所属等の修正を行った後に、総会に諮ることが確認された。
渡部会長から、常議員の地域性、専門性について、確認したい旨の提案があり、確認が行われた。

3. 2020年度事業報告・決算報告・会計監査報告等について
渡部会長より、2020年度事業報告・決算報告が行われた。続いて、佐治監事、小野監事による会計監査の結果が示され、適正に管理されていることが確認された。

4. 2021年度事業計画案・予算案について
渡部会長より、2021年度事業計画案・予算案の説明があり、承認された。また、今年度の優良放射線事業者表彰制度(第4回森川記念賞)の公募は行わず、来年度に延期する旨の付言があった。

5. 20221年度総会、全国研修について
渡部会長より、プログラムを用いて総会、全国研修の説明があった。

6. 最近の人事異動、放射線管理行政等に関する情報について
・渡部会長より、原子力規制庁の人事異動について情報提供が行われた。
・馬田常議員(産業医科大学)より、規制庁による立ち入り検査の最近の状況に関する質問があり、情報交換が行われた。
・変更申請に対する規制庁の対応について、情報交換が行われた。

7. 大学等放射線施設協議会細則の改訂について
渡部会長より、大学等放射線施設協議会細則第5条の改訂について提案があり、修正案を総会に諮ることが認められた。

8. その他
・渡部会長より、J-RAM の紹介があった。また柴田理事より、補足説明があり、情報交換が行われた。


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